次々と名曲を生み出すOfficial髭男dism。その勢いは止まることを知りません。どうやったらこんな名曲を連続して生み出すことができるのか不思議でしょうがありません。いつも楽しみにしています。
今回はOfficial髭男dismの名曲を『Pretender』を中心に紹介。また、名フレーズ「感情のないアイムソーリー」について見ていきましょう。
目次
Official髭男dismとメンバー
Official髭男dismは4人組のバンドです。
Official髭男dismのメンバー構成
- 藤原聡(ボーカル・ピアノ) ※右中
- 小笹大輔(ギター・コーラス) ※左中
- 楢﨑誠(ベース・サックス・コーラス)※左端
- 松浦匡希(ドラムス・コーラス) ※右端
の構成になっています。バンドでボーカル&ピアノは珍しいですよね。絶対音感ないとできなそう想像できない…
藤原聡さんの経歴
ちなみにこの後がっつり話が出てきますが、ボーカル&ピアノの藤原聡さんの経歴がけっこう面白いんですよね。
生まれが島根で大学も島根大学を卒業し、そのまま地元の銀行に1度就職しているんですよね。
かなり珍しくないですか?一回就職しているバンドマンの人はよくいると思うのですが、クリエイター系だったり制作会社だったりは思いつきますが、金融系でしかも銀行ですからね。職種は営業だったらしいのでその大変さも伺えます。
地方だと公務員、銀行員への就職はエリートコースだと思うので素晴らしいキャリアプランだったとは思うのですが、銀行の営業はかなり大変な部類に入る職種なので、驚きです。今Official髭男dismとしてこれだけ売れているので、もしそのまま銀行で仕事していても上まで上り詰めていた可能性はありますね。いやどうだろ…
でもこの大変な社会人経験が今のOfficial髭男dismの力にもなっているのかなあと個人的には想像します。
個人的には社会を知らないアーティストより、社会を知り一度絶望したアーティストの方がリアルな視点を持っていて好きですね。
Official髭男dismの読み方
Official髭男dismの読み方は「オフィシャルひげだんディズム」と読みます。
聞かないとわからないですね。若干懐かしの髭男爵が頭に浮かびますよね。正直最初Official髭男dismというバンド名だけ聞いたとき、ネタバンドなんかと勘違いしました。曲を聴いてギャップに驚いた思い出があります。
想像ですが、ここまで売れると思ってなかったので、語感&ノリだけでバンド名を決めたのかなあというイメージです。でもその感じがまたかっこいいですよね。バンド名を売れ線に変えない強さ。
実際、バンド名を聞いた時のインパクトでOfficial髭男dismというのに決めたらしいです。
感情のないアイムソーリーとは
Official髭男dismが生んだパワーワードで外せないのが「感情のないアイムソーリー」でしょう。
誰もが知るOfficial髭男dismの名曲『Pretender』の中でそのワードは出現します。
Pretenderは本気の良曲
まずこの『Pretender』は本当に良い曲なので「感情のないアイムソーリー」を無視して一度通しで聴いてください。
まだ聴いたことの無い人からしたら「感情のないアイムソーリー」というフレーズだけ切り取ると、ネタ曲みたいに思っちゃうかもしれません。
『Pretender』はまじの名曲です。今の自分の生活的に何も歌詞に共感できるところはないのですが、最初聴いたときはなぜだか涙が流れてきました。ホルモンバランスが崩れているのかもしれません。それくらい良曲です。
いやボーカルの藤原聡(ふじわらさとし)さんの声が素晴らしいんですよね。
ちなみに…
このライブ映像も観ていただきたいです。ライブでも音源と同じ声出るの。プロってすごいですね。「ライブだとどのくらい声出るのかなあ」と不安で見始めたらライブでも音源まんま同じ声出てますよね。あと若干ベースの人の動きがdaftpunkっぽくて推せます。
「感情のないアイムソーリー」と銀行員の関係
このあとにtwitterでのやり取りが続きますが、「感情のないアイムソーリー」というワードが銀行員の日常と関係が深いという指摘が上がりました。先に書きましたがボーカルの藤原聡さんが元々銀行で働いていたので、一気にフレーズにリアリティが出たということですね。いかにもtwitterぽくて良い指摘ですね。
銀行員は大変な職業です。お客様の大切なお金を預かり、そのお金を運用してお金を稼ぎます。また、金融商品を作り出しそれをお客様に販売し手数料を稼ぐのです。その毎日の中では、多くの謝罪が発生します。
- 窓口に来られるクレーマーまがいのお客様
- 販売した金融商品が下がったら銀行員を責めるお客様(投資は自己責任)
- 支店内でのやらかしで罵倒してくる上司
多くの怒られに対し、多くの謝罪が発生するのです。
そのすべての原因は自分自身でしょうか?きっとそんなことはないと思います。
そんな自分以外に原因のある事象に対し毎回謝罪していたら人はどうなるでしょうか。
心が壊れてしまいますよね。
謝罪はすれど、謝罪の気持ちは一切なくなりますよね。
これが「感情のないアイムソーリー」なのだと思います。
もう、気持ち的にはどちらかというと自分が被害者ですからね。
機械的な謝罪、心ここにあらず。
「感情のないアイムソーリー」は銀行員以外の職業にも当てはまる
「感情のないアイムソーリー」は銀行員だけに許された特権ではありません。
普通に社会で仕事をしていれば謝罪するシーンは多いはずです。そのうち9割くらいは本当は謝りたくない謝罪でしょう。私はインターネット系の仕事をしていますが毎日謝罪の連続です。謝罪シーンは多いといちいち頭で考えてメール打つのも面倒なので、「も」と打つと「申し訳ありません」と辞書変換登録されています。この時点でもう「感情のないアイムソーリー」が完成してしまっていますよね。「感情のないアイムソーリー」に最速で辿り着くために一手間減らす努力をしてしまっています。辛いです。
でもしょうがないのです。みんながやりたいことしてお金を稼ぐことの方が難しいのです。みんながやりたがらないことだから、お客様がお金を払ってくれるのです。みんながやりたいことはお金を払わずとも自分からやるのです。
お金をもらう仕事は辛いことが多いのはこういうことなのです。だからお金がもらえるわけです。みんな辛いんです。それだけが希望です。仕事という概念を作ったやつ最悪ですね。
それでは、元銀行であるOfficial髭男dismのボーカルの「感情のないアイムソーリー」に対しての共感の言葉を見ていきましょう。
「感情のないアイムソーリー」に対して寄せられる多数の共感
80過ぎのお婆ちゃんに1年前に作らせたクレジットカードが封筒から未開封で出てきたのを見てしまったとき(´・ω・`) https://twitter.com/mrsw04/status/1362602052749123586 …